あなたのお子さんは、家族旅行を楽しみにしていますか。
わたしが最近不思議に思うのは、旅行の感想を聞くと感動したことはなかったと言う子ども達が多いことです。
中には、「ハワイ旅行に行って楽しかったことは、ホテルの部屋でやったゲームだった」という子がいました。
ご家族が聞いたら、ちょっとショックですよね。
またこんな例もあります。
ある時、家族旅行で関西に行った中学生の男子に東海道新幹線の通った県名を尋ねたところ、全く答えられなかったことがあります。
途中で富士山や浜名湖が見えなかったか聞いてみましたが、車中ではゲームをしていたので、全く見ていないという返事が返ってきました。
ご家族が一緒だったそうですが、車中の会話もなかったそうです。
たまにしか新幹線に乗らないわたしは、「東海道新幹線に乗って富士山を見ないとは、なんてもったいない!」と思ってしまいます。
その生徒は、もちろん社会が苦手です。
そしてその原因は、彼の興味関心の低さであることははっきりしています。
お子さんが乗り物好きならば、駅名を覚えたり、車窓の風景を楽しんだりするでしょう。
一方、電車や車で県外に出る機会があるのに、自分がどこに行ったのか全く分からないと言うお子さんがいるのも事実です。
では、どうやって興味を持たせればよいのでしょうか。
それは、普段の生活で大きく変わってきます。
地理に興味を持つには、身の回りの地名を覚えることがその第一歩です。
ちょっとした外出時でも、車中でゲームをさせるのではなく、お母さんが意識して案内標識の地名を読ませたり、車のナンバーの地名を読ませたりすることで、地理への関心が深まります。
また、電車に乗る時にはどこに行きの電車か、次の駅はどこかなどと話をするよう心がけましょう。
自分が住んでいる県の隣は何県か、また近くの河川や山脈、湾や半島の名前など、おとなが意識して使わないと子どもも関心がなくなってしまいます。
わたしは息子を車に乗せているとき、案内標識があると漢字の地名を口に出しながら運転していました。
そのうち、息子もその漢字と共に地名を覚えるようになり、自分から何と書いてあるのか尋ねるようになりました。
自分から聞いてくるようになったら、もう地理好き間違いなしです。
Happy Learning!
最後までお読みいただきありがとうございました。