家でもできる中学入試面接対策

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こんにちは、塾講師歴20年のハッピーです。

受験シーズン到来、受験生のいらっしゃるご家庭では、お子さんよりピリピリしているお母さんも多いと思います。

お母さんが手助けできることは、お子さんの健康管理や出願の準備くらいだと思っていませんか?

いいえ、そうではありません。

入試の面接練習はご家庭でもできるので、ご自宅で対策をしてみましょう。

家庭でできる入試面接対策

中学受験の場合、高校受験や大学受験と違い、公立小学校では先生が対策をしてくれません。

ですから、ほとんどの中学受験生が塾で入試対策をしていることと思います。

しかし、塾で個別の対策授業をしてもらう場合、当然、費用がかかってしまいます。

また、ゼロから対策を始め、完璧に話せる状態までもっていくのには時間もかかります。

ちなみに、私がかつて勤めていた塾では、休み時間などに無料で面接対策をしていましたが、それはある程度質問に答えられる子で、ゼロから教える必要のある子には個別授業を申し込んでもらっていました。

ただ、個別クラスで対策しても家で全く練習しなかったために、次に来るときには覚えた内容をすっかり忘れてしまうという子もいました。

それではもったいないですよね。

ですから「お金に余裕があって、お母さんも忙しいので、全部塾にお任せ!」という方以外は、お母さんが先生となってお子さんと面接の練習をしてみませんか?

ということで、今回は、家庭でできる面接対策についてお話ししたいと思います。

面接練習の手順

それでは実際に面接の練習の手順をお話ししていきます。

将来の夢について調べる

入試まで時間的余裕がある場合、受験対策授業を始める前に、生徒の将来の夢について話を聞きます。

そして、どうしたらその職業につけるのか調べてもらいます。

図書館で本を借りたり、インターネットを使ったりして、なるべく自分の力で調べてもらいます。

なぜそんな面倒なことをするのかというと、子どもたちの多くが親後さんの勧めで将来の職業を決めており、自分の希望で決めている生徒が少ないからです。

幼いころは自分の憧れを口にしていた子も、小学校高学年ともなると親の意見を聞いて自分の将来を考えるようになります。

そうなると「自分の将来のことなのに、自分事になっていない」という事態が起きてしまいます。

そこで、「調べていくうちに、その仕事に関してのイメージや興味がわき、その夢をかなえるために努力をするようになってほしい」という思いから、職業について自分で調べてもらうことにしたのです。

また、最初は親から言われたことでも、調べていくうちに自分も心からやりたいと思うようになったり、もっと違うことがやりたいと感じたりすることがあるはずです。

そう感じることで、子供たちは親のアドバイスを自分自身のことに置き換え、将来の夢に近づく第一歩を自分で踏み出します。

答える内容をまとめる

中学受験を考えていらっしゃるご家庭ならば、将来の夢については話題にしているでしょうし、それを実現するために志望校を決定したはずですから、お子さんに話をさせてみて下さい。

私が面接対策の授業をする場合、最初から質問の答えを完璧に暗記させるのではなく、自分の言葉で話させ、その内容をまとめてあげて、生徒たち本人にノートに書かせます。

そして、それを覚えさせる方法をとっています。

はじめは普通の親子の会話のスタイルからスタートし、内容が頭に入って話せるようになってから話し方を手直ししていきましょう。

人前で話すことが苦手だと感じている子さんでも話せるように、ゆっくり進めて行くことが大切です。

苦手意識や恐怖感を感じてしまうと逆効果になります。

また、暗記したことを棒読みするのではなく、自分の言葉で面接官に伝えることが大切なので、言い回しが違っても内容があっていれば注意をしないようにしましょう。

質問と答えの具体例

Q 将来の夢とそれを実現するために必要なこと

A 将来、看護師になるために、知識と体力、コミュニケーション力

Q それをどのようにして身に着けていくか

A 学業と部活動(テニス部)の両立

Q  入学後にしたい事

A 基礎学力をつけるため、予習復習をすることと生徒会活動への参加

Q オープンスクールで見たこと、聞いたこと、体験して楽しかったこと

A 習熟度クラスの授業体験、問題の解き方を丁寧に教えてくれる

このくらい引き出せたらば、それをもとに志望動機をまとめましょう。

最初の2つについては、誘導しないとこのような答えにはなりません。

将来の夢や志望校の状況に合わせて、お母さんがサポートしてあげてください。

志望動機の例

わたしは将来、看護師になりたいと考えています。そのために必要な知識や忍耐を身に付けるため、学業と部活動を両立したいと思います。また、生徒会活動にも参加し、様々な学年の方や保護者の方々との交流を通してコミュニケーション力を磨きたいと思っています。オープンスクールに参加させていただいた時、貴校では習熟度度別の授業が行われており、部活動に参加しても学業に影響が出ないという説明を伺って、色々なことに挑戦したい私にとって最適な学校だと感じ貴校を志望いたしました。

その他の質問

その他、入試でよくされる質問を以下にまとめてみました。

Q 小学校時代の思い出、一番頑張ったこと、つらかったこと

これらの質問には、文化祭や宿泊学習などの出来事を答えるだけではなく、そのことから「皆と協力する大切さ」や「最後まであきらめずにやり遂げることの重要性」など何を学んだかを付け加えて話しましょう。

Q 長所と短所

短所は言い換えればそれほど悪く聞こえないものをあげておきましょう。例えば、「何かに夢中になりすぎて周りが見えなくなってしまうこと」や「自分に自信が持てないところだが、やってみたらできたということがあった」など大きなマイナスにならないことを考えてあげましょう。

長所は自分では見つけにくい場合、先生や友人からどんなところをほめられたことがあるかを聞いてみましょう。

長所と短所は、自分ではなかなかわからない場合もあるので、この質問は、お母さんも手伝ってあげてください。

Q 自分の小学校の説明

A 各学年2クラスしかない小さな学校ですが、縦割りで行う運動会などの行事を通して上級生と下級生の仲が良い学校です。

Q これまで読んだ本で感動したもの

Q 最近、気になるニュースと感想

Q 尊敬する人物とその理由

Q この試験に落ちたらどうするかと併願校

この質問には、注意が必要です。推薦入試やその学校を第一希望にしなければならない場合は、「落ちたら地元の公立中学に行きます。」と答える必要があります。

くれぐれも、他の併願校の名前を出さないように伝えましょう。

お子さんは正直なので、そのあたりも注意してあげてください。

実践練習しよう

暗記ができたらいよいよ実戦練習です。

ここまで来て初めて、声の大きさや話すスピードなどを調整してあげましょう。

早口にならないように、はっきり話すこと、また話すときの目線や姿勢などもここで直します。

先ほどもお伝えした通り、言い間違いをしても自分の言葉で伝えれば影響はないことをお子さんにしっかり伝え、お子さんが自信をもって面接に臨めるようにゆっくり進めてあげてください。

中学受験の場合、お子さんだけでは考えつかないこともたくさんあるため、お母さんがうまくサポートしてあげる必要があります。

難しい言葉を覚えさせるのではなく、お子さんが自分の言葉でしっかりと話せるように、時間をかけて練習できる環境を作ってあげましょう。

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