円高円安ってどんな影響があるの?

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中学3年生の中で、公民分野が苦手だと言う生徒は少なくありません。

その中でも中学生には縁が無いのが「円高円安」についてです。

そこで、楽しみながら経済について関心をもってもらうために、「お店屋さんごっこ」を授業に取り入れて「円高円安」について学ぶことにしました。

前回は、為替の身近な例として、海外旅行のときの両替を体験してもらいました。

今回は、アメリカでお客さんに日本車を売る日本人のディーラーになってもらう「お店屋さんごっこ」についてお伝えします。

前回用意した、お手製の円とドルの紙幣、息子のミニカーを準備し、自動車のディーラーとアメリカ人の買い物客役を決めていきました。

車の大好きなDくんにディーラー役を、英語が得意なEさんにお客さん役をやってもらいました。

店頭ではもちろん英語で

「May I help you ?」いらっしゃいませ。

「I’ll take it.」これにします。

など、英語の教科書に載っている買い物で使う英語のやり取りもしました。

準備の段階では、グループのみんなで車の性能を伝える英語のセールストークを考えました。

Dくんは車を買ってもらうために、苦手な英語でEさんに日本車の良さを一生懸命伝えました。

Dくんの頑張りのおかげで見事に商談が成立し、2万ドルの車が売れました。

もちろん、Dくんのグループのみんなも大喜び!

しかし、これだけでは「円高円安」の勉強になりません。

その後、会社が日本の社員にお給料を支払うため、銀行でドルから円に両替をします。

先ほどと同じように、1ドル100円の時と1ドル110円の時の2回両替してみます。

今回は、前回の1,000ドルより高額の2万ドルです。

1ドル100円の時に両替すると200万円になり、1ドル110円の時は220万円になります。

1ドル10円の差でも、車を1台売るごとに20万円の差が出てくることに、生徒達は驚きを隠せませんでした。

グループの中のFさんが、「1台で20万円の損害ということは、100台で2千万円、1,000台で2億円の損害が出るんだ!」と叫びました。

大手自動車会社にお父さんが勤めているOくんは、「円高が続くとお父さんの会社が儲からなくなる」と不安そうでした。

教科書を読んだだけでは、身に付かなかった円高円安の知識でしたが、今回の2つのごっこ遊びを通して、円高円安違いはもちろん、日本経済に及ぼす影響まで理解することが出来たのではないでしょうか。

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