発達障害の中学校生活は?

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「うちの子、他の子とちょっと違う。誰かに相談したいけれど、成績に影響するといけないから先生には言えないし、病院に行くほどではないし……」

と思ったことはありませんか?

わたしの教えている生徒達のお母さんの中にも、同じような悩みをお持ちの方がたくさんい

らっしゃいました。

そんな悩めるお母さんのお役に立ちたいと思い、記事を作成しています。

発達障害の中学生が抱える問題

初めての子育ては、何から何までわからないことだらけですよね。

小さいうちは○歳児検診で発育の問題を相談できますが、小学生になると担任の先生やカウンセラーが頼りになってきます。

さらに中学生になると干渉されるのを嫌い、カウンセリングを受けていた生徒がカウンセリングから離れる場合も出てくるでしょう。

我が家の場合もそうでした。

中学生になると親が学校に行くと目立ちますし、本人が授業を抜けることも嫌がり、結局カウンセリングは受けなくなってしましました。

先生方も小学校に比べて成績重視で、大きな問題がなければ生活面に関しても触れません。

中学校は担任といえども、自分の担当教科の時間しか生徒を見ていませんから、小学校の担任と比較すると細かいところまで見えないのも仕方ありません。

そういうわけで、中学生になると自分で解決しなければならない様々な問題が起こってきます。

特に発達障害と診断された超不器用な息子には、越えるのが大変な壁がいくつか立ちはだかっていました。

小学校までの様子は「発達障害と診断された息子」をご参照ください。

技能教科の成績

第一の壁は、技能教科でした。

小学生の頃のように大げさには怖がらなくても、相変わらず刃物や針は苦手でした。

家庭科の裁縫や調理実習は、参加するだけで苦痛のようでした。

また、夏の体育のプールには、一度も入れずに終わりました。

音楽はというと、アルトコーダーの指使いが出来ず、皆と一緒に演奏ができませんでした。

そこでわたしが、ソプラノリコーダーの時の指使いでできるように音符を書き替え、合奏を乗り切ったこともありました。

技術は家庭科よりも大変だったと思いますが、学年主任の先生で息子の状況への理解があったのか、悩んだ様子を見せませんでした。

各教科を比べると、美術が一番楽だったのかもしれません。

絵は下手でも、何かしら描けば良かったと記憶しています。

美術の先生も、息子の状況を知っておおらかな気持ちで指導して下さったのだと思います。

部活動

第二の壁は、部活動でした。

運動も音楽も美術も苦手だった息子には、入りたい部活が無かったのです。

わたしは帰宅部も有りだと思ったのですが、学校側は部活を奨励していたので、仕方なく運動量が少なそうな卓球部に入部しました。

最初のうちは練習にも行っていましたが、秋の大会出場目前で、練習の厳しさと自分の技術の低さが理由で退部してしまいました。

文化部への再入部も考えましたが、結局、新しい環境に飛び込むことはありませんでした。

ただ、早い時間に帰宅していたことで、部活をやっていたときほど疲れなくなったようです。

友人関係

第三の壁は、友人関係でした。

中学生になると部活動の仲間と一緒にいる時間が多いので、小学校の時の友人とは疎遠になり、放課後や休日に遊ぶ友人がいなくなってしまいました。

一人っ子なので一人でいることには慣れていましたが、後に「中学校時代は本当に楽しくなかった」と言ったのは、学校に親しい友人がいなかったことが原因だったのではないでしょうか。

内申点アップのために

では、これらの苦手教科の成績はどうだったかというと、何とか5段階評価の3をもらえていました。

わたしが一番心配していたのは、通知表に1がついてしまうことでした。

中学1,2年の最終学期と中3の1,2学期に1がついてしまうと、私立高校に合格できなくなってしまうのです。

私立高校は、問題行動がある生徒を極力入学させたくないので、1が付く生徒は受け入れないところがほとんどです。

息子は小学校で1年間算数に1を付けられたので、それを避けるために、中学入学時に発達障害の検査結果を中学校にも提出し、サボっているわけではなく出来ないのだということを各教科の先生方に伝えていただきました。

そして、毎年の家庭訪問で新しい担任に息子の状況を伝え、各教科の先生方にも息子の状況を知らせてもらいました。

その結果、何とか3をキープすることができました。

中学の内申点は重要

わたしは以前、ある発達障害の生徒を教えていました。

その子は中1の2学期に美術で1を取ってきたことがありました。

理由を聞くと、どうやら同級生にいたずらにより作品を隠されてしまったようなのです。

本人は大事になるのを恐れ、担任にも親にも相談せずに時が過ぎてしまったそうです。

2学期の修了式に驚いたお母さんが相談にみえたので、学校に行って事の事情を話し、3学期には1を回避できるようにお願いをするという対策方法を伝授しました。

また、本人が言い出せない場合に備えて、提出物が出ていない場合には、ご家庭に連絡をしてもらえるよう、他の先生方にもお願いしました。

この生徒は、1が付いたのが1年の2学期だったので良かったのですが、もし中3の2学期だったら大変なことになっていたと思います。

発達障害の生徒に限らず、時々学校の提出物を失くしたと言って提出しない生徒が見受けられます。

中には、本当に失くしたのではなく、やりたくないから隠しているだけの生徒もいます。

完成しているのに提出しない生徒さえいます。

もし、お子さんの成績があまり良くないという場合、提出物を出していない可能性が高いので、テスト前には提出物の進捗状況を尋ねてみましょう

最後までお読みいただきありがとうございました。

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